四川省の民営経済はここ数年連続で急速な伸びを示し、2004年に省全体の経済成長への貢献度が60.8%に達し、すでに四川省の経済の急成長を牽引する最大のエンジンとなっている。
四川省統計局の統計速報が明らかにしたところによると、『第九次五カ年計画』期から現在までに、四川省の民営経済による増加額は年平均17.3%の伸び率を保ち、省全体のGDP伸び率より7.3ポイント高く、公有制経済の伸び率より10.6ポイント高いものとなっている。そのうち、2004年の省全体の民営経済の増加額は2568.45億元で、伸び率は21.1%に達し、1990年以来の伸びの最も速い年となり、昨年の省全体のGDP12.7ポイント増のうち、7.7ポイントは民営経済の貢献によるもので、経済成長への貢献度は60.8%に達し、現在、四川省の民営経済はすでに公有制経済に取って代わり、省全体の経済成長を牽引する最大のエンジンへの躍進をとげている。
伝えられるところによると、民営経済が四川省の経済の急成長を牽引する最大のエンジンであることは次のことに現われている。
一、民営企業および民間投資の勢いが増していること。
2004年の民営経済による投資増加率は71.1%に達し、社会全体の投資増加率より48.4ポイント高いものとなっている。2004年の省全体の登録個人経営の私営企業数は158.3万社で、前年比2.5%増となり、個人経営企業、外国企業、香港・澳門(マカオ)・台湾企業が、それぞれ民営経済の増加額の92.8%、4.1%、3.1%を占めるに至った。
二、民営工業、民営第3次産業などの新興産業が急速な伸びを示していること。
2004年末までに、四川省の民営工業はすでに省全体の工業増加額の50%近くを占めており、とりわけ不動産業、ホテル・飲食及び商品流通分野において最も速い伸びを示しており、民営不動産業の増加額はすでに省全体の不動産業の85.5%を占めるに至っている。
「チャイナネット」2005年3月16日