国家外匯管理局が16日に発表した最新の対外債務データによると、2004年末現在、中国大陸部の対外債務残高は米ドル換算で計2285億9600万ドルとなり、前年より18.06%増加した。
同データによると、大陸部の外債残高2285億9600万ドルのうち、中・長期外債残高は1242億8700万ドルで全体の54.37%となり、前年より76億9700万ドル増加した。短期外債残高は1043億900万ドルで全体の45.63%だった。
同局の責任者は04年度に目立った傾向として、外債の流動が倍増し、外債総額が急増するとともに、短期外債の比率が上昇し続けたことを挙げる。特に上半期、経済の急成長や人民元切り上げへの期待感から、外債総額と短期外債の比率が急速に上昇したとしている。
こうした状況への対策として、同局や外債管理部門は、外資系銀行の対外債務管理に関する管理規定などの関連政策を打ちだし、外債の増加を抑えている。推計値によれば、04年末現在、中国の債務率(外債残高/貨物・サービス貿易の外貨収入)は34.9%、負債率(外債残高/国内総生産〈GDP〉)は13.86%、短期外債の外貨準備に対する比率は約17.1%で、いずれも国際基準の安全圏内だ。
「人民網日本語版」2005年3月17日