温家宝総理は6日、訪問先のパキスタンで両国間のビジネス協力に関する会合に出席した。同会合で温総理は、相互貿易と投資の拡大、戦略的パートナーシップの拡充について、次の3項目の提案を行った。
(1)平等互恵を堅持し、相互補完を実現する
中国は両国間の貿易構造を改善し、貿易不均衡の緩和に努力する。有力企業の対パキスタン投資を積極的に後押しし、相互利益を実現する。同時に、さらに多くの雇用機会を現地に提供する。
(2)コミュニケーションと交流を強化し、ビジネスチャンスを開拓する
両国企業による、市場経済ルールに沿った形での互恵協力の強化を奨励する。両国政府はこれに向けてプラットフォームを構築し、環境を整え、協力・交流メカニズムの構築を進めなければならない。
(3)協力分野を開拓し、多様な協力を模索する
報道によると、両国間の貿易総額は昨年30億ドルを超え、前年比26%の伸びを見せた。5日には両国の自由貿易区協定の交渉がスタートし、「早期収穫」協定も結ばれている。
「人民網日本語版」2005年4月7日