胡錦涛国家主席は16日、フォーチュン世界フォーラムに出席する「世界企業上位500社」や、香港・澳門(マカオ)・台湾企業の経営者らと会見した。会見には米ゼネラルモーターズのリチャード・ワゴナー会長兼最高経営責任者(CEO)、トヨタ自動車の渡辺捷昭副社長、ソニーの出井伸之CEOらが出席した。胡主席と米タイムワーナー社のリチャード・パーソンズCEOは、会見の中で次のように述べた。
▽胡主席
中国経済は引き続き良好な発展傾向を保っており、中国と世界各国との経済技術協力の強化に大きな余地を提供した。われわれは引き続き確固不動たる姿勢で対外開放という基本国策を遂行し、より広い範囲、広い分野、高いレベルで国際的な経済技術協力と競争に参加し、外国企業の対中投資と貿易のため、より良い環境の創造に努めていく。
フォーチュン世界フォーラムは、世界のビジネス界が中国とアジアの経済発展に参与するために、重要な交流の場を提供した。友人各位がこの場を通して幅広い交流を行い、協力の機会と方法を踏み込んで模索し、平等互恵、協力と利益共有の基礎の上に、さらに実り多い成果を得るよう望む。
▽パーソンズCEO
今回「世界企業上位500社」の各代表がこの場を訪れたことは、中国の活力豊かな経済成長と、世界経済におけるその重要な役割を証明するものだ。中国で起きている巨大な変化を議論し、中国との協力関係構築への道筋を検討することに期待している。今フォーラムの開催都市に中国が北京を選んだことを嬉しく思う。北京市は今後数日間、世界の経済界、商業界の関心の的になるだろう。
「人民網日本語版」2005年5月17日