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第1四半期、輸入車台数が大幅減 中級車に日本車

中国進口汽車(輸入自動車)貿易センターはこのほど、中国の輸入自動車市場に関する2005年春季の報告書を発表した。

統計によると、今年第1四半期、中国の自動車輸入台数は2万4949台(前年同期比51%減)、うち小型乗用車は1万4965台(同58%減)だった。輸出元の国を見ると、日本、ドイツ、韓国から輸入された自動車が、輸入車全体の79%を占め、小型乗用車は82%を占める。輸入小型乗用車の平均価格は、ドイツ車が3万6500ドル、日本車は2万6300ドル、韓国車は1万3600ドルで、高級乗用車は主にドイツ車が集中し、中級車は日本車、韓国車は多くがローエンド市場に集まっていることがわかった。輸入車の車種では、オフロード車の勢いが強いことが最大の特徴だ。第1四半期のオフロード車輸入台数は7686台で、前年同期の水準を維持した。売れ行きがよいのは20~30万元台。

輸入車181種を対象にした価格調査によると、第1四半期の中国の輸入車価格は基本的に安定し、関税が30%に引き下げられたものの、国内の販売価格は0.05%しか低下しなかった。1~2月には、市況回復に伴い、大部分の車種の価格がわずかに上昇し、特に日本車は今年に入って以来高価格を維持している。

中国進口汽車貿易センターの丁宏祥総経理によると、第1四半期の中国の輸入車市場は政策期間と市場調整期間に当たり、輸入車への関税が30%に引き下げられ、輸入割当が撤廃された。その後、「完成車の特徴を構成する自動車部品の輸入管理弁法」「自動車製品の自動輸入許可証の発行管理実施細則」「自動車ブランド販売管理実施弁法」が打ち出された。これらの政策は、輸入車市場に大きな影響を及ぼした。自動車市場が昨年低迷した時には政策はまだ実施されず、輸入車代理販売店はリスクを避けるため、非常に慎重に発注を行ったことから、今年第1四半期の新規発注台数は多くならず、主に在庫の処理が行われた。これにより第1四半期の輸入台数は大幅に落ち込み、現在は市況が回復し政策も実施され、代理店の期待もいくらか回復しているが、輸入車の発注・納品には時間がかかるため、納車は5~6月になるとみられる。

丁総経理は、第2四半期の輸入車供給量は大きく回復し、自動車価格は市場秩序の規範化に伴い、基本的に安定を保つと予測している。

「人民網日本語版」2005年5月23日

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