中国の移動通信キャリア最大手、中国移動(チャイナ・モバイル)グループの上海地区子会社・上海移動通信はこのほど、中国移動グループが提供する携帯電話契約プラン「全球通」シリーズの一つとして、新プラン「60セット」を打ち出した。同プランの通話料は毎分0.12~0.15元(市内)。一方、固定電話の市内通話料金は最初の3分0.2元、その後毎分0.1元であり、差はごくわずかだ。
一方、業界2位の中国聯通(チャイナ・ユニコム)グループの上海聯合通信の薛金福・総経理助理(社長補佐)も、対抗措置を用意していることを表明。競合関係にある上海移動と上海聯通だが、双方が通話先別の価格設定を撤廃した後、上海移動は通話料を全面的に値下げしており、業界関係者は双方の「競合構造」はすでに崩れたとみている。
「人民網日本語版」2005年8月4日