英金融誌「フィナンシャル・タイムズ」の17日の報道によると、経済協力開発機構(OECD、本部・パリ)はこのほど、「中国は2010年までに世界最大の輸出国になる」との予測を発表した。
報道によると、OECDは16日に発表した報告書の中で、「中国は昨年、ドイツと米国に次ぐ世界3番目の商品輸出国になった」とし、中国の今年の経済成長率を9%、来年を9.2%と予測した。
同報告書は、「中国は、過去20年以上にわたる経済の持続的急速成長の奇跡を維持し、要(かなめ)となる改革を実施しなくてはならない」と指摘。また、中国の銀行業で行われた最近の改革を賞賛した。
OECDの加盟国は現在30カ国で、主に先進国が占める。中国は加盟国ではないが、オブザーバーとして会議に出席している。
「人民網日本語版」2005年9月18日