瀋陽で開催された「中欧経済貿易サミット」によると、民営企業の経営参加を奨励している石油などのエネルギー資源分野において、現在、我が国は、すでに1万社あまりの民営企業を擁しており、その石油精製能力は8000万㌧に達している。
2004年に、我が国は3億㌧余りの石油を消費し、そのうちの1.27億㌧を外国から輸入したことで、アメリカに次ぐ世界第二の石油消費国となった。参会した専門家の予測では、2020年までに、我が国の石油消費は依然として自給に不足が見られ、民営企業を発展させることによって需給の矛盾を解決するほかない状況にある。
中国長聯石油持株有限公司社長のキョウ(「龍」の下に「共」)家竜氏が、70余の民営石油企業をまとめて発足させた中国民営石油商会はすでに1000社余りのメンバーを擁している。商会は民営企業の発展に全力を尽くしてサポートすると同時に、商会という組織を利用して政府に協力し、大型国有企業と多国籍石油グループ企業との協力の架け橋の役割を果たし、日増しに増大する石油の需要を満たすことに努めている。
現在、中国の石油生産は依然として国有企業に独占されており、それは主として産業の上流の生産をコントロールしている。民営企業もここ数年発展を遂げているが、その主要な業務は産業の中・下流の精製、販売に集中しており、現在、国内のガソリンスタンドの半数を占めるに至っている。陝西省の民営企業の石油業種参入はいくらか早かったこともあって、現在は産業の上流にあたる探査・採掘作業にも従事しており、1000万㌧以上の生産能力を保有している。
「チャイナネット」2005/09/22