国家発展改革委員会エネルギー局の呉貴輝副局長は29日、「2005中国国際天然ガスサミット」で、中国が今後、天然ガス業界を全面的に開放していくことを明らかにした。北京の日刊紙「京華時報」が伝えた。
呉副局長は、天然ガス事業を川にたとえ、「上流である採掘から、中流であるパイプラインの敷設、下流である市場に至るまでの産業全体をすべて対外開放し、外資の参入を奨励する」と表明した。呉局長によると、中国は「国内に立脚しつつ、適度に海外資本を導入する」という原則の下、適度に海外天然ガス資源を輸入していく方針だ。また、石油天然ガス法などの法整備の準備も立ち上げている。これにより、天然ガス業界と産業政策の相互協力を通じて、価格や税収政策の共同策定など、業界の監督管理が強化していくという。
「人民網日本語版」2005年11月30日