中国銀行業監督管理委員会(銀監会)はこのほど外資系銀行9行に対し、在中国支店を法人銀行化することを認可した。
今回認可を受けたのは、スタンダードチャータード銀行、東亜銀行、香港上海銀行(HSBC)、恒生銀行(ハンセン銀行)、みずほコーポレート銀行、三菱東京UFJ銀行、シンガポール開発銀行(DBS)、シティバンク、ABNアムロ銀行の9行。
これら9行の外資系法人銀行の登録地はいずれも上海市。2006年9月末現在、9行の在中国支店数は外資行の在中国支店総数の34%を占め、在中国総資産は外資行の在中国総資産全体の55%を占め、中国で上げた利益は外資行の中国での利益全体の58%を占めた。
「中華人民共和国外資銀行管理条例」とその「実施細則」の規定に基づき、外資系銀行の在中国支店の外資系法人銀行化には2つの段階が設定された。第1段階には、中国関連部門から法人銀行化の認可を受け、現有の支店機構を外資系法人銀行の支店機構へと移行させる作業を行う。第2段階には、移行作業を完成させ、外資系法人銀行を正式に設立する。
「人民網日本語版」2006年12月25日