中国共産党中央政治局は25日、「第37回集団学習」を開催した。今回の学習で取り上げられたテーマは、中国におけるエネルギー資源節約型社会の建設に関する事項。国務院発展研究センター産業経済研究部部長・馮飛研究員と国家発展改革委員会マクロ経済研究院エネルギー研究所所長・韓文科研究員が同テーマについて講演を行い、中国における資源節約型社会の建設に関する意見と提案を述べた。
胡錦濤主席は講演を聴いた後、演説を行なった。内容は以下の通り。
われわれは国家国民と子孫に対して極めて重い責任を負っているのだという精神に則り、エネルギー資源節約任務の戦略的位置付けをより高めなければならない。
「第11次五カ年計画:2006-2010年)」は、中国が「小康社会(少しゆとりのある社会)」を全面的に建設し、社会主義の現代化を加速推進する鍵となる時期であり、また資源節約型社会の建設を加速する重要な時期でもある。開発と節約を平行して進め、節約を優先する方針を堅持し、経済成長モデルの根本的転換実現をめぐっては、エネルギー対効率を高めることを中心に据え、省エネルギー、節水、土地・材料節約、エネルギー資源の総合利用、循環型経済の発展を重点項目として、エネルギー資源の節約を生産、流通、消費の各プロセスと経済・社会発展の各分野に徹底的に浸透させ、節約型生産様式と消費方式を速やかに形成する。そうすることで、社会全体のエネルギー資源利用レベルを高め、短期間に顕著な進展が得られるよう尽力しなければならない。
「人民網日本語版」2006年12月27日