テスト運転中の田湾原子力発電所(江蘇省連雲港市)建設プロジェクトの1号ユニットが9日、初めて設備稼働率100%に達した。これで同ユニットの商業運転にめどが立った。同プロジェクトは中国・ロシア間最大の技術経済協力プロジェクトで、ユニット当たりの発電容量も中国最大となる。
同発電所の1期プロジェクトで、発電容量106万キロワットのロシア製AES-91型加圧水型原子炉(PWR)を使った原子力発電ユニットが2機建設された。今回のプロジェクトでは、ロシアが技術面での総責任者になり、蒸気供給施設と発電施設の設計と主要設備の提供を担当し、また蒸気供給システムの主要設備4カ所の備え付けと発電所全体の試験業務を行った。中国側は、平面図と補助施設の設計を担当し、プロジェクトの管理および蒸気供給施設・発電施設の土木建設と一部の取り付けを行った。
「人民網日本語版」2007年1月10日