香港特別行政区の曽蔭権行政長官は11日、香港立法会で議員の質問に答える中で、域内総生産（GDP）、インフレ率などマクロ・ミクロ経済データを引用して香港経済を評価した。新華社が伝えた。

香港は3年連続で域内総生産成長率が7.5％以上を保っており、過去20年間で最高レベルとなっている。また、ここ3年間のインフレ率は2％以下を維持している。経済構造においては、金融業、貿易、物流などの各分野がともに複雑化、多元化しており、外部の影響で発生する突発的事態にも対応できる。

香港の貿易総額は現在、域内総生産の3倍以上となっており、10年前と比べても2倍以上となった。職業人口の構造では、専業人士（プロフェッショナル）が40％、総合大学と大学専科（日本の短大に相当）の卒業生が30％を占め、20年間で最も良い状態となっている。収入面では月収1万5千香港ドルまたはそれ以上の人口が労働人口の34％を占めた。

「人民網日本語版」2007年1月14日