中国証券監督管理委員会の尚福林主席は21日北京で、中国は、資本市場の漸進的な対外開放を推し進めることを目指していると述べた。
これは、尚福林主席がこの日閉幕した全国証券先物取引監督管理工作会議で述べたものである。尚福林主席はその席上で、「中国は、条件を満たした内陸部の証券会社と先物取引会社が香港に支店を開設することを認めると同時に、投資資格を持った海外機関投資家(QFII)の内陸部の基金・証券会社への投資を慎重に審査し試行を認める。これを通じて、国際資本との協力及び交流を深め、世界における中国の資本市場の影響力を強めることを目指している」と語った。
尚福林主席はさらに、「今後の一定期間に、中国は、資本市場の改革・発展にかかわる基本制度および資本市場に対する監督管理を強化した上で、市場構造を健全化し、資本市場の能率と競争力の向上に力を入れることになる。また、資本市場の持続可能な発展を保ちながら、リスクを回避、解消できる長期的なメカニズムを作り、資本市場が国民経済の発展に対する寄与度を高めることを目指している」と語った。
「CRI」より2007年1月22日