中国共産党中央政治局は23日に会議を招集し、金融の改革・発展に向けた作業について話し合った。
会議では、今後の金融作業の主要任務として次の6点が強く打ち出された。
(1)金融業の持続的かつ健全な発展を一層推進し、経済・社会で日に日に高まる金融多様化のニーズに引き続き対応する。
(2)金融業の構造を一層改善し、多層的な金融市場システムおよび都市部と地方とをカバーする金融プランを充実させ、「三農」(農民、農村、農業)や中小企業、発展の遅れた地域への金融的支援を強化する。
(3)さまざまな金融企業改革を一層深化させ、企業統治(コーポレートガバナンス)を改善し、内部管理を強化し、経営メカニズムを早急に転換させる。
(4)金融のサービス機能と調整メカニズムを一層充実させ、国民経済の安定的かつ急速な発展を促進する。
(5)金融業の対外開放を一層推進し、海外の進んだ金融管理モデル・技術に学び、開放拡大を前提として中国金融業の発展力・競争力を強化する。
(6)金融をめぐる法制度を一層整備し、法律に基づいて金融の監督管理を強化し、安全かつ高効率で安定的な金融運営を促進する。
「人民網日本語版」2007年1月24日