今年、中国政府は1億500万ヘクタール以上という食糧の栽培面積を維持することに力を入れ、また単位面積あたりの食糧の生産高を向上させ、食糧品種の最適化と品質改善に努めていくことにしている。
これは、このほど発表された「農業と農村活動に関する指針的文書」で明らかにされたものである。
この文書は「中国政府は、強みをもつ食糧産業の整備を促がし、条件のそろった地区における優良品種の栽培面積の拡大を奨励し、食糧加工による転化への支援を強め、主な食糧生産地区の食糧生産を支持し、地元の経済成長を促がしていく。また、これら主な食糧生産地に対しては、水利建設の強化、産出量の低い耕地の整備、農産物加工による転化などへの資金投入とその関連プロジェクトの実施数を増やしていく」としている。
去年、中国の食糧生産は一昨年より600万トン増えて4億9000万トンに達したが、これまで中国の食糧生産は三年目連続で増加している。
「CRI」より2007/02/05