世界銀行(WB)の貧困削減・経済管理担当部門の陳楠希氏はこのほど中国を視察し、メディアの取材に応える中で、「中国の新会計基準導入は世界の会計基準の流れに沿うもので、今後は中国企業の国際資本市場における影響力が大いに高まることになるだろう」と述べた。
中国は今年1月1日から、基本的準則1項と具体的準則38項とからなる新会計基準をスタートさせた。世界で通用する会計基準を参考にしており、最大の特徴は世界で広く利用される公正価格での会計処理を導入している点だ。
陳氏は「新会計基準導入により、企業は会計情報の透明性を大きく高め、海外市場で外国人投資家のさらなる信頼を得ることになるだろう」と話す。
新会計基準導入は、中国企業の海外上場にも有利に働く。
「人民網日本語版」2007年2月6日