先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)の会合が10日、ドイツのエッセンで行われた。中国の金人慶財政部長、中国人民銀行(中央銀行)の周小川行長(総裁)が出席し、現在の世界経済情勢および世界経済のアンバランスの問題について意見を交わした。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
会合では、世界経済は現在幅広い基盤の上に良好な成長の流れを保っているが、インフレレベルの上昇・経済のアンバランスなどの短期リスクが存在しているとの意見で一致。世界の主要経済体は政策対話を強め、世界経済のアンバランスを調整し、世界経済・金融市場の運営リスクを下げるべきだとした。
金財政部長はスピーチの中で、現在の中国経済の基本情勢と主な特徴を紹介したほか、「中国政府はこれまでと変わらず、科学的な発展観に基づき、マクロ調整を強め、消費ニーズを拡大し、金融システムの改革を穏やかに進め、各国とともに世界経済のアンバランス調整のために努力していきたい」と述べた。
写真(1):会合に出席した金人慶財政部長(右)と中央銀行の周小川行長(総裁)。
写真(2):握手を交わす金人慶財政部長(左)と世界銀行のポール・ウォルフォウイッツ総裁。
「人民網日本語版」2007年2月11日