中国初の、超高圧、長距離、大容量電線の敷設プロジェクトが10日、海南省澄邁県で始まった。新華社が伝えた。
同プロジェクトは出力500キロワットの交流電流を採用。北は広東省の湛江市港城変電所から、キョウ州海峡を越え、南は海南省澄邁県変電所に達し、新しく海底ケーブル34.7キロメートルと、架空送電線144キロメートルを建設する。プロジェクトの動的投資は約21億元で、2009年上半期に完成し、運営をはじめる予定だ。
中国南方電網公司の董事長によると、海南省の電力ネットワークは長年にわたり海峡に阻まれていたため、孤立して運営している状態で、ネットワーク構造、リスク対応能力が弱かった。同プロジェクト完成後、海南省電力ネットワークの安全性、信頼性、運行の経済性は強化される。また、海南省とその他の省・自治区における相互送電、電力不足の調整などが実現する。
※キョウ州のキョウは王へんに京。
「人民網日本語版」2007年2月11日