北京紙「京華時報」が13日伝えたところによると、昨年12月中旬、浙江省工商部門がNEC、ヒューレット・パッカード(HP)、東芝の各社製ノートパソコンを不合格としたことを受けて、NECはこのほど初めて謝罪の意を表した。ただ対象製品の修理は行うが、交換は受け付けないとしている。
NEC中国法人は、先週自社サイトに発表した「浙江商工省局が指摘したノートパソコンの品質問題に関して」と題する声明の中で、浙江省工商局の行った静電気テストで同社のノートパソコン「NEC VERSA S3100」が静電気放電に対する抵抗などで基準に達していないと指摘されたことを記し、「このため中国の顧客に不安を与えたことについて、深く謝罪の意を表する」と述べた。
NEC中国法人の顧客サービスホットラインの関係者によると、問題のパソコンは、購入者が電話でNECに連絡すれば、NEC指定の宅配業者が引き取りに来て修理を受けることが可能。NECは修理にかかる費用はすべて負担するが、リコールや交換は行わないとしている。
「人民網日本語版」2007年2月14日