現代農業は農業の現代化の進行に伴って生まれた新しい概念であり、一般的には現代的な設備、技術、理念などで在来農業を改造することである。現代農業は先進的な技術、一流の設備および現代化の農民を必要としている。
「高生産量、良質、高効率、生態系にやさしく、安全であることは現代農業の特徴である」。農業部筋は新農村建設の推進において、優先的に現代農業を発展しなければならないと強調している。
中央経済会議では、現代化農業の発展が社会主義新農村建設のキーポイントであることを明確した。注意しなければならないのは、2006年年初に公布された「十一・五計画要綱」でも、「現代化農業の発展」は単独の章にまとめられ、「農業生産力を社会主義新農村建設の最重要課題とすることを堅持する」とされている。
「手作業による田植え、役牛による耕作」式の在来の農業生産方式は、すでに新農村建設に相応しくないものとなっている。現代化農業を発展させることは、先進的な技術、設備の応用が必要不可欠である。これと同時に、さまざまな職業技能育成訓練を通じて、農民の就業と創業能力を高めるべきである。
当面、中国は依然として在来の農業から現代農業への移行期にあり、現代農業の発展の推進において、なお重い課題が残っている。中央経済会議では、2007年の経済の発展が速く、財政収入の増加が多いことを契機とし、関連農業サポート政策を改善、強化し、「三農(農業、農村、農民)」への資金投下を確実に増やし、農民に実利をもたらすことを確実に実行することが明確にされた。
「チャイナネット」2007年2月16日