外貨準備について、この会議では、外貨準備の運用管理を強化し、外貨準備の運用方法、分野を積極的に模索、開拓することが強調された。
この会議では、政府出資の会社を設立し、一部の外貨準備の運営を委託することが決められた。この会社においては、海外市場を中心とする近代企業制度に基づいた資金運用運営が求められている。この会社の名称は、まだ正式に決まっていない。
この会社は既存の中央外貨金融会社を基盤とするものであるとされている。この会社の設立にあたっては、特別国債の発行で注入資金を捻出すると見られている。市場化運営に当てられる外貨資金は、財政部が国債発行で得た資金によって中国人民銀行から外貨を買い取る方式で資金を注入する可能性がある。しかし、外貨準備の規模が巨額であるため、いくつかの期間に分けて債券を発行して外貨準備金を購入するという漸進的な進め方が取られることが考えられる。
「チャイナネット」2007年2月16日