中国の代表的IT産業調査機関・賽迪顧問(CCIDコンサルティング)がこのほど発表した調査報告書によると、2006年の中国サーチエンジン市場規模は16億6千万元(2005年比40.6%増)に達した。中国サーチエンジン市場の成長率は3年連続40%を上回ったことになる。04年、05年の成長率はそれぞれ、53.7%と42.2%だった。「経済参考報」が伝えた。
CCIDコンサルティング・インターネット産業研究センターのアナリスト・常燕杰氏によると、中国サーチエンジン市場規模は、2005年の活況を受けて2006年も着実な伸びを見せ、競争は日ごとに激しさを増したという。
シェア獲得競争の状況を見ると、百度ユーザーのシェアが日ごとに拡大しており、利用者の60%以上が、サーチエンジンの第一選択肢として百度を選んでいることが報告書から明らかになった。グーグルは、中国での現地営業活動によるユーザーの認知度向上ができていない。ヤフーはあまりにも頻繁なサイトリニューアルが裏目に出て、かつての優勢を失っている。
2007年の中国サーチエンジン市場は、引き続き着実な伸びを見せ、サーチエンジン運営企業は、利潤モデルの危機など業界内の隠された課題に直面することになるとCCIDコンサルティングは予測している。
「人民網日本語版」2007年2月16日