北京市から河北省唐山市曹妃甸に移転した首鋼総公司と同市の唐山鋼鉄集団とが共同で設立した新会社・首鋼京唐鋼鉄連合公司の建設工事が12日、正式にスタートした。国務院の曽培炎副総理(中国共産党中央政治局委員)が着工式に出席し、スピーチを行った。
曽副総理は「首鋼の移転調整は、中国政府が行った重大な政策決定であり、首鋼京唐鋼鉄の工場建設は、第11次五カ年計画(2006~10年)期間中の計画綱要における特別重大プロジェクトだ。首鋼の移転実施は、首都の環境改善や、2008年の北京五輪開催に際しての環境向上の承諾履行に意味のあるものだ。また首鋼の構造調整の加速や企業競争力の向上、曹妃甸の循環型経済の発展、京唐地区における鉄鋼産業の構造調整の推進にとっても有利になる。
曹妃甸における新たな鉄鋼プロジェクトは、首鋼と唐鋼が共同で投資するもので、年間970万トンの鉄鋼生産を目指す。主に高級板材を扱い、操業がスタートすれば世界トップレベルの製品が生産される予定。
「人民網日本語版」2007年3月13日