国家統計局の最新データ公報によると、中国鉄鋼業の2006年投資は前年同期比2.5%減、ここ6年で初のマイナス成長となった。業界関係者の共通見解によると、この現象は、際立った急成長期を経て中国鉄鋼業に出現した「象徴的な節目」という。
中国鉄鋼業の投資は、2001年から2005年まで急増期にあり、年成長率は毎年30%を上回り、ピーク時には100%を超えた。「第10次五カ年計画(2001~2005年)」期間の鉄鋼業への投資は総額7160億元以上、「第9次五カ年計画(1996~2000年)」期間に比べ3.3倍に増加した。今回、投資増加が大きく反落したことは、鉄鋼業界の構造調整効果に対する「直接的な反応」といえる。2006年の投資マイナス成長は、鉄鋼業が「調整」期に入ったことを示すものである。
「人民網日本語版」2007年3月25日