先般、商務部サービス貿易司の胡錦岩司長は、中国のサービス貿易分野の対外開放はかなりのゆとりがあり、中国はサービス貿易統計制度を打ち出し、サービス貿易分野のさらなる対外開放を促すことを明らかにした。

WTO加盟後、中国はサービス貿易を絶えず開放させ、外資系金融、保険及び電信などが次々と中国市場に進出している。しかし、そのマーケットシェアはまだ限度があり、経済の発展につれて、中国はこれらの分野の開放をさらに拡大することになっている。

現在の中国のサービス貿易統計の線引きがまだ明確ではないので、商務部と国家統計局はサービス貿易の統計制度を打ち出すことになっている。この制度はサービス貿易を国境間サービス及び商業サービスの二つのモデルに分けて、中国のサービス貿易の統計内容を国際的な慣行に合致させることを目指している。

サービス貿易そのものは技術含有量の多い、高付加価値、省エネ･環境保全の業種となっており、中国にはサービス貿易の発展の面で大きな潜在力が存在している。「2010年までの中国のサービス貿易額は4000億ドルを目指している。これは向こう5年間に、中国のサービス貿易が年に20％増のペースで増えることを意味している。」

今後、中国はサービス貿易の統計及び管理の完備、サービス貿易のブランドの確立に力を入れなければならない。 

｢チャイナネット｣2007年4月26日