中国国家工商総局が9日明らかにしたところによると、2006年の対中投資外国業者の多様化が進み、ラテンアメリカ、アフリカによる中国投資が急速な伸びを示している。
中国のラテンアメリカ、アフリカ系企業の登録資本金が急増し、なかでも、ラテンアメリカによる投資の伸びが最も速く、ラテンアメリカ業者投資企業はすでに1万6000社に達し、前年比18.5ポイント増となり、登録資本金は1330億ドル。アフリカは同15.3ポイント増の2501社で、登録資本金は150.5億ドル。
また、アジアからの投資も安定的に伸びており、アジア業者投資企業の数は19.9万社に達し、前年比4.5ポイント増で、外国業社投資企業全体に占める割合は72.5%となっている。
国家工商総局の統計データでは、中国の対外経済の発展にともない、対中投資におけるオフショア金融センターの地位が次第に向上している。中国へのオフショア投資は主に英領バージン諸島、カイマン諸島、サモア、モーリシャスの4つのオフショア金融センターで、そのうち、英領バージン諸島投資企業数は前年比19.6%増の1.3万社に達し、登録資本金は同31.9%増の1060.2億ドルで、米国、日本と中国の台湾を抜いて2位となっている。
「チャイナネット」2007年5月10日