世界銀行は30日に発表した『中国経済四半期レポート』の中で、2007年の中国のGDP伸び率に関する予測を10.4%に上方修正した。レポートは同時に、拡大し続ける貿易黒字は依然として中国の経済発展に影響を及ぼす深刻な問題であると指摘している。
レポートはまた、今年の世界と中国の経済成長は望ましいものとなろうという見方を示した。食糧価格のさらなる上昇のリスクが存在しているものの、国際環境はおおむねプラスのものとなっている。中国の輸出に関する見通しが改善しつつあることおよび緊縮政策が予想を下回るものであるため、世界銀行は2007年の中国のGDP伸び率に関する予測を9.6%から10.4%に上方修正した。
中国の経済成長モデルはなお対外貿易と投資に依存するものである。マクロ経済の視点から見ると、中国の経済は決して過熱ではなく、需要と供給の伸びはおおむね一致しているとしている。
「チャイナネット」2007年5月31日