北京紙の「京華時報」によると、日本の「ポジティブリスト」制度採用後も、食品と農産物の対日輸出が全体的には緩やかな増加傾向にあることが、品質検査機関の国家質量監督検験検疫総局の統計で明らかになった。
それによると、2006年6月から07年3月までの食品と農産物の対日輸出は68億3000万ドルで、前年同期比3.3%増加した。
同局の李元平食品安全局長は、「対日輸出食品の重点検査項目を確定し、農薬検査方法の国家基準や業界基準を緊急に決定したことで、ポジティブリストに対応する検査方法基準が定まった」と指摘した。
日本政府が昨年5月に実施した農薬残留基準に関するポジティブリスト制度は、世界でも最も厳しいもので、農薬残留量が一定基準を超えている食品の販売を禁止するという内容。昨年6月には、中国の対日食品輸出が急減した。
「人民網日本語版」2007年6月5日