中国沿岸部3都市の海底トンネル建設が本格的な段階となった。厦門(アモイ)と青島の海底トンネル工事は現在急ピッチで進められ、大連海底トンネルについては今年中に着工が予定されている。
福建省厦門翔安トンネル工事現場指揮部からの情報によると、中国大陸部で初の海底トンネルとなる同トンネルの建設工事は順調で、5月29日までに左線トンネルを2125メートル、サービストンネルを2375メートル、右線トンネルを1850メートルそれぞれ掘り進め、全工程の3分の1を終えた。同トンネルは完成時の全長約9キロメートル、うち海底部分が5.95キロメートルになる予定。
山東省青島膠州湾トンネル工事は2006年1月に国家発展改革委員会の正式な認可を受け、同年12月に着工した、中国で2番目の海底トンネルになる。現時点で建設プロジェクトの各作業の進行は順調で、トンネル完成時の全長は約6170メートル、うち海底部分は3950メートルになる予定。
着工が正式に決まった大連海底トンネルは、大連湾を横断し、全長約6キロになる予定。大連市の宋増彬副市長によれば、大連湾海底トンネルプロジェクトの着工準備作業はほぼ完了しており、2007年10月に着工、6車線の設計で、2年以内に完成する予定だという。
「人民網日本語版」 2007年 6月21日