外国企業が中国の風力発電市場に注目している。中国風力発電のさらなる発展を願う企業も多い。新華社のウェブサイト「新華網」が、28日北京市で開幕した「第4回アジア風力エネルギー大会・国際風力エネルギー設備展覧会」で明らかにされたとして伝えた。
米国のゼネラルエレクトリック(GE)エネルギーグループの副総裁は「中国は風力資源や土地資源が豊富だ。ここ数年来、中国政府は多くの積極的な動きをした。たとえば設備の設置目標を設定し、再生可能エネルギーがエネルギー全体で確実に一定の割合を占めるようにしたほか、大陸部の設備製造業の発展を推進するなどした」と指摘し、「中国が風力発電により多く関心を払い、市場が一層急速に発展するよう願う」と述べた。
国家発展改革委員会能源(エネルギー)局の史立山処長によると、中国政府の風力発電における発電能力目標は、2010年が500万キロワット、2020年が3千万キロワット。
中国の風力発電業は過去2年間で急速に発展した。06年末時点の設備容量は260万キロワットに上り、通年の増加量は05年比166%増加の133万7千キロワットに達した。専門家は現在の発展状況から考えて、2010年の目標値500万キロワットは08年にも達成可能だと予測する。
「人民網日本語版」2007年6月29日