農業部は2日、「農業のバイオマスエネルギー産業発展計画(2007~2015年)」を発表し、具体的目標を次のように提起した。
(1)2015年には農村のメタンガス利用世帯数を6000世帯前後にし、年に約233億立方メートルのメタンガスを生産する。大規模な飼育場・養殖地域のメタンガスプロジェクト8000カ所を実施し、年に6億7000万立方メートルのメタンガスを生産する。
(2)わら由来の固形燃料の応用モデルやわらのガス化集中供給ステーションを建設し、耕作に適さない土地を利用してエネルギー作物を適度に発展させ、液体燃料の原料に対するニーズを満たす。
「計画」によると、中国農業のバイオマスエネルギー産業は今後一定期間に、国家の食料の安全を保障するという前提の下で、農業廃棄物を利用したメタンガスプロジェクトの建設を強化し、わらのガス化、固体燃料化を積極的に推進し、エネルギー作物を発展させ、中国の特色ある農業バイオマスエネルギー産業発展の道を歩むとされている。今後の農業バイオマスエネルギー産業の発展重点は、農業廃棄物のエネルギーへの転換利用となる。
「人民網日本語版」2007年7月3日