国家情報センターマクロ経済情勢課題チームの予想によると、今年下半期の国内総生産(GDP)成長率は上半期をやや下回るが、通年の成長率は10.9%に達して前年をやや上回る見込みだ。経済情勢はなお上昇周期にあるという。
課題チームによると、第1四半期(1~3月)に比べて、現在の経済情勢は「急速過ぎる成長」から「過熱傾向」への転換が特に目立つという。対外貿易黒字の急激な拡大や、国際収支の一層の不均衡などを中心として、一連の問題点が相次いで引き起こされている。従来の問題点が解決されないばかりか、中には深刻化している問題もある。これと同時に、経済運営では通貨の過剰な流動性がバーチャル経済を刺激して非理性的な繁栄をもたらすといった新たな問題点も発生しており、たとえば資産価値の上昇バブル、不動産価格の急激な値上がり、株価の大幅上昇とそれを受けた大変動などが起きている。
「人民網日本語版」2007年7月5日