中国とヨーロッパを結ぶ新シルクロードは、沿道地域の経済発展を推進する巨大な潜在力を秘めている。蘭州で開催された「2007年新ユーラシア・ランドブリッジ地域経済協力国際シンポジウム」に参加した日韓の学者達は、新シルクロードという経済貿易通路が日本と韓国に延びることを希望していると口々に語った。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
新ユーラシア・ランドブリッジは、そのルートが遥か2100年前の旧シルクロードとほぼ一致することから、「新シルクロード」と呼ばれている。東端の中国・連雲港から西端のオランダ・ロッテルダムまで、全長約1万870キロメートル。
韓国郭氏集団理事長の郭英薫・経済学博士は同シンポジウムで、「無限のビジネスチャンスを内包するこの陸路が、そう遠くない未来に、韓国まで「延びる」ことを願っている」と述べた。
日本大学経済学部の本多光雄教授は、「新シルクロードという物流通路が日韓まで延びること希望すると同時に、将来誕生するかもしれないシルクロード産業ベルトによって、東は日韓、西はヨーロッパ諸国にいたる地域経済一体化が実現するよう願っている」と語った。
「人民網日本語版」2007年7月6日