商務部の王新培報道官は11日、中国からの輸出製品の品質と安全性に疑問の声が高まっていることについて、「一部製品の問題を全ての輸出製品に波及させるべきでない」と表明した。「中国新聞網」が伝えた。
今年に入り「メイド・イン・チャイナ」の品質問題がしきりに取り沙汰されている。水産養殖品から歯磨き粉、サンドバギーから自動車タイヤ、食品から薬品と、中国製品は世界の市場で「信頼性の危機」を引き起こしている。
王報道官は「中国製品の輸出は近年健全に成長し、昨年は総額1兆ドルに達した。こうした大量の輸出は、その契約の1件1件が、輸入業者と中国側輸出業者が規格や品質の面で真剣に話し合い、合意した上で締結されたものだ。つまり中国製品の品質は、輸入業者の要求と輸入国の品質規定に沿っており、また法定の検査を合格したものだ。中国製品は全体として、輸入国の販売業者と消費者に認められ、受け入れられている。したがって、全体的に言えば中国製品の輸出が一部製品の影響を受けることはない」と指摘。「中国政府は、最近の品質・安全上の問題を高度に重視している。商務部も関係部門と共に、事実に基づく状況解明、情報提供の面で、積極的な取り組みをしている」と述べた。
「人民網日本語版」2007年7月12日