国家質量監督検験検疫総局は15日、北京や天津の一部の食品会社、玩具メーカー、タイヤメーカーを対象に、「夏季製品品質特別検査」を実施した。
李長江局長は検査後、「海外の一部メディアは最近、中国製品の品質の問題を誇張して騒ぎ立てている。検査した企業の実際の状況から見ると、中国企業には高度の品質責任意識があり、製品の品質もしっかりしたものだ」と述べた。
李局長は、海外の一部メディアが最近、食品を始めとする中国の輸出製品について大げさに騒ぎ立てたり、事実と異なる報道を行っていることに対し、「事実は雄弁に勝る。統計データも、米国向け中国産食品の合格率は04年が99%、05年が99%、06年が99.2%、平均で99%以上であることを示している」と指摘した。
李局長も中国産の輸出食品に存在する問題を否定はせず、「問題の原因は、非合法的な企業の不法な輸出でもたらされたものもあれば、企業の品質安全管理が厳格でないためにもたらされたものもある。そこで当局はすでに、検査割合の引き上げ、検査指標の追加を含む5項目の措置を講じ、輸出食品の品質・安全水準をさらに引き上げた」と指摘。
国内外のメディアに対し、事実に基づく報道をし、黒白を顛倒してはならず、1つの食品が不合格だったことをすべての食品が不合格だったように言いくるめず、1社の問題を政府の問題と言いくるめないよう、呼びかけた。
「人民網日本語版」2007年7月16日