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中国製品は低品質の代名詞ではない(2)

国家質量監督検験検疫総局がこのほど発表した公告でも、こうした点が実証されている。同局のデータによると、昨年に対米輸出された中国産食品のうち、米国が不合格として返品したものの割合は1%に満たず、この数字は同期間に中国が返品した米国産食品の割合を下回る。最近、米国産食品の一部から基準値を超える細菌や多量のカビおよび二酸化硫黄などが検出されており、中には米国の有名企業が生産したものもあった。

こうしたデータからわかるのは、米国は現在、中国製品の品質問題を盛んに喧伝しているが、明らかに事実誇張だ。一部の政治家に踊らされて、中国製品を「悪魔化」する傾向さえみられる。

米国食品医薬品局(FDA)の元職員のニルソン氏によると、個別の製品の品質問題は国家の問題ではなく、大規模な経済グローバル化がもたらした必然的結果だ。道理は簡単だ。グローバル化により各国企業は最も安い商品を求めるようになり、輸入企業は商品価格の引き下げを求め、輸出企業は受注するためにコスト削減に腐心するようになった。監督管理にスキがあれば、良心的でない輸出企業は手抜き生産をしたり原料のレベルを落とすようになり、さらには悪意をもって低品質商品を作る企業も出てくる。こうして低品質商品の事故が起こるようになる。

グローバル化の下、すべて商品が国際貿易に関わりをもつようになった。製品の品質問題は往々にして、原料、製造、輸送、販売などさまざまな場面にさかのぼり、国際社会が共同で対応しなければならない問題になった。

品質問題を解決するには、関連する政府部門がともに協力し、統一的な品質基準を設け、各過程への監督管理を強化し、偽物・低品質商品への摘発を強化しなくてはならない。同時に、関係国も正確な情報を消費者に伝える必要がある。政治的偏見や商業的利益により、事実を誇張したり、大衆を惑わしたりして、ある国の製品を「悪魔化」するようなことがあってはならない。

「人民網日本語版」2007年7月17日

 

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