グーグル中国は19日、北京飛翔人信息技術有限公司と合弁会社「北京谷翔」を設立し、情報産業部が発行する経営許可証(ICPライセンス)を取得したことを明らかにした。人民日報系の北京紙「京華時報」が伝えた。
世界的なインターネット企業であるグーグルの中国法人はこれまで、北京飛翔人のもつ「カン集網」の経営許可証を共用しているとして問題になっていた。今回の経営許可証取得により、新会社は合法的な経営資格を備えたことになる。新会社への出資比率はグーグル中国と北京飛翔人がそれぞれ50%ずつ。
グーグル中国の王錦紅総経理(社長)によると、現在グーグルは中国で2つのドメイン――「google.cn」と「google.com」の中国語版を展開している。google.cnは主に大陸部ユーザー向けに開発されたドメイン、google.comはグーグルが世界中で展開するドメインの中国語版。今回新会社が経営許可証を取得したことにより、グーグル中国は中国でより「公明正大」に市場化に向けた経営活動を行えるようになる。
カン:偏は「走」、旁は「旱」
「人民網日本語版」2007年7月20日