シンガポール農産食品獣医局は20日、化学検査の結果、シンガポール市場に流通している中国産「大白兎ミルクキャラメル」と「百栄レーズンビスケット」はともにWHOの規定する安全基準に合格していたと発表した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
検査の結果、この2商品からは微量のホルムアルデヒドが検出されたが、WHOの規定するホルムアルデヒドの含有量の基準によれば、この2商品を通常に食用することで消費者に衛生安全上の問題を引き起こすことはないとされている。
シンガポール農産食品獣医局はこの中国産の2商品から検出されたホルムアルデヒドが防腐剤として故意に添加されたという証拠はなく、おそらく生産過程において自然に発生したものと思われる。
シンガポールは昨年中国から合計275トンの「大白兎ミルクキャラメル」と269トンの「百栄レーズンビスケット」を輸入している。
「人民網日本語版」2007年7月21日