新疆維吾爾(ウイグル)自治区烏魯木斉(ウルムチ)市の何衛剛商務局長はこのほど、同市の域内地位、市場の潜在力、産業基盤、政策的優位性を基に 4つの分野で中央アジアとの貿易や交流の拡大に努めていく方針を表明した。同市は経済貿易、物流、連携・サービス、交流の4つの分野でプラットフォームを構築し、国際化商業貿易都市を早期に実現したい構えだ。
烏魯木斉市は近隣8カ国との関係を生かし、国家級開発区2 カ所と輸出加工区1カ所、省クラスの国境貿易地点5 カ所、各種商品交易市場200カ所近くを整備した。このうち、年間取引額が 1億元を超えるのは32 カ所、10億元を超えるのは 10カ所で、新疆全域から中央アジアに至る貿易市場を形成している。烏魯木斉市からの輸出総額は昨年、同自治区全体の50 %以上を占めた。
烏魯木斉市は、石油化学、冶金、紡織、機械、ハイテク技術、建築材、製薬、食品、家具、繊維など 10業種の産業群を形成し、東部からの産業移転を促すとともに、中央アジアとの互恵的な協力関係を強化している。
「人民網日本語版」 2007年7月26日