外交部の章啓月報道官は23日の記者会見で、中国が北部湾(トンキン湾)で進めている油田探査活動に対してベトナムが中止を求めているとの報道について、記者の質問に次のように答えた。
――国営ベトナム通信の報道によると、ベトナムは中国側に「南中国海での石油開発計画の中止」を求めているという。中国はこれについてベトナム側に何らかの意思表示をしたのか。
私はここで関連状況を明らかにしたい。中国の「探査3号」油田掘削の作業地域は北部湾(トンキン湾)湾口の中国側海域に位置している。これは通常の調査活動だ。船舶航行の安全を保証するために、中国側は国際慣例に従い、海事部門を通して事前に航行通告を出している。ベトナムの一方的主張に基づく非難は根拠がなく、中国も受け入れることはできない。われわれはベトナム側とこの問題について対話と意思疎通を維持したいと望む。
「人民網日本語版」2004年11月24日