ベトナムのノン・ドク・マイン共産党書記長が22~26日の日程で中国への公式友好訪問を行っている。両国は共同コミュニケで次の事項を発表した。
双方は、2010年までに両国間の貿易額を100億ドルにするという目標の前倒し実現を目指し、共に努力することを決意した。中国は世界貿易機関(WTO)へのベトナムの早期加入への断固たる支持を表明する。
双方は、両国間の陸上国境画定・国境碑建設作業が前向きな進展を遂げているとの認識で一致した。双方は協力をさらに緊密化し、作業速度を速め、遅くとも2008年までにすべての陸上国境画定・国境碑建設作業を完了し、新たな国境管理制度文書を締結するという目標が計画通りに実現するよう確実に保証する。
双方は北部湾(トンキン湾)の境界協定と漁業協力協定の実施状況、および両国海軍による北部湾の合同巡視を積極的に評価し、北部湾境界付近での石油・天然ガスの構造調査や他の協力を加速することで合意した。双方は北部湾外海域の境界画定協議を着実に進め、同海域の共同開発問題を積極的に協議する。
双方は両国のハイレベルの共通認識を遵守し、海上問題協議を継続し、南中国海の安定を共同で守り、共同開発問題を前向きに検討・協議することにより、適切なモデルと区域を策定することで合意した。
「人民網日本語版」2006年8月25日