中国の輸出製品は全体として信頼できる品質に達しており、輸出は順調に増加している。商務部は今後、輸入の拡大に向けて3つの措置を取り、貿易黒字を削減する方針だ。同部対外貿易司の王受文司長が25日の定例記者会見で明らかにした。
王司長は中国輸出製品の品質について次のように述べた。
中国は現在、世界第3の輸出国であり、米国にとっては第2の輸入国、欧州連合(EU)と日本にとっては第1の輸入国だ。中国の輸出が急増していること、中国が日本やEUにとって最大の供給国であり、米国にとっては第2の供給国であることは、中国輸出製品の品質が信頼に足るものであるということを十分に説明している。
われわれも個別のケースにおいて、中国輸出製品の品質・安全性に問題があることは否定しない。これは主に輸入国の国家基準が中国と異なること、あるいは輸出企業に誠実さが足りないこと、さらには輸入企業や輸入業者が輸入製品を不当に使用しているといったことなどが原因だ。中国関連部門は効果的な措置を取り、製品の品質、基準、検査、監督、管理などの各方面で措置を取り、こうした問題の発生を極力回避しようとしている。全体的にみて、中国輸出製品は十分に信頼に値するものだ。
輸入の拡大をはかるため、商務部は今後、輸出入貿易の発展状況を踏まえて、3方面の措置を取る方針だ。具体的には(1)展示会の役割を十分に発揮させ、海外企業の商品展示を奨励する(2)輸入の利便化を推進する(3)企業が二国間優遇貿易を積極的に利用して、輸入拡大をはかるよう奨励する――の3点。
「人民網日本語版」2007年7月26日