東南アジア諸国連合(ASEAN)事務局のニコラス・タンディ・ダモン事務次長は26日、汎北部湾(トンキン湾)経済協力について「北部湾地区の都市間の戦略的パートナーシップの構築は、ASEAN・中国協力の重要な一部であるとともに、中国・ASEAN自由貿易圏の発展を促進するものでもある」と述べた。
ダモン事務次長は「06年の中国・ASEAN貿易額は1608億ドルで、同年1~9月の中国の対ASEAN投資は2億ドルを突破した」と具体的な数字を挙げ、協力の展望への確信を表明した。北部湾経済協力について「汎北部湾経済協力はASEAN・中国の全面的な経済協力という枠組の下で行われるべき」「ビジネス志向でなければならない」と指摘。「ASEAN経済の発展には民間企業の貢献が非常に大きく、汎北部湾経済協力においても民間企業の役割を発揮させることが必要」と説明した。さらに「官僚間の交流、一般市民間の交流・訪問を強化する必要がある。政府としても企業間の対話とビジネス訪問をサポートしていきたい」と述べた。
「人民網日本語版」2007年7月30日