リサイクル経済のモデル事業として建設された中国初のプラスチック瓶回収リサイクル工場がこのほど、北京市で操業を開始した。再生品のプラスチック瓶は拡大しても不純物が見えないほど透明で、立派な出来栄えだという。コカ・コーラが毎年 1万トンの購入意向を表明したほか、乳製品大手のダノンも購入意向を表明。このほか、さまざまな食品や飲料の包装材用に使用される。 「北京日報」が伝えた。
同工場は北京 盈創再生資源有限公司が建設したもので、内部では使用済みのプラスチック瓶が色ごとに自動分類され、密閉された処理室に運ばれる。さまざまな物理的、化学的方法で洗浄、紫外線消毒が施された後、一部は透明なプラスチックチップに粉砕され、また一部は高温で溶解されミルクのように純白なプラスチック塊に生まれ変わる。これらの再生プラスチックは、消費後にリサイクルに回すことで半永久的に循環使用が可能となる。同工場の再生プラスチックは引く手あまたで供給が需要に追いつかない状況という。
「人民網日本語版」 2007年7月30日