国家統計局は 31日、6 月のマクロ経済警戒指数を発表した。マクロ経済の景気指数の動向は、経済過熱傾向の警戒線に近づいていることが分かった。北京紙「新京報」が伝えた。
6 月のマクロ経済警戒指数は114.7ポイントで、 4月の110.7 ポイント、5月の 113.3ポイントを上回った。工業生産指数は「赤信号」(過熱)状態で、今年1 月から5カ月連続で過熱傾向を示した。
このほか、 6月の政府財政収入も過熱ぎみで、その指標も2月から連続数ヶ月過熱状態にある。
北京大学中国経済研究センターの宋国青教授は、「現時点で経済が過熱していなくても、生産増大傾向からみて、近く過熱状態に陥る」と警告した。
ただし、国家信息中心の経済アナリスト 祁京梅氏は「上半期の国内総生産(GDP)と消費者物価指数(CPI)は前年同期を上回ったが、中国の経済成長の潜在力も強まっており、現在のマクロ経済の発展速度は受け入れ可能な範囲内だ。数字だけで経済が過熱しているか判断すべきではない」と主張した。
「人民網日本語版」 2007年8 月1 日