国家質量監督検験検疫総局(品質検査部門)が1日に明らかにした情報によれば、中国がフィリピンから輸入した砂糖漬け乾燥バナナから規定値を大きく上回る二酸化硫黄が検出された。検査検疫部門はすでにこの貨物全てを密閉確保し、返送、廃棄などの処置をとっている。同局は同時に各地の検査検疫機構に対し、フィリピンからの輸入食品に対する検査検疫を徹底するよう呼びかけた。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
国家質量監督検験検疫総局の情報によれば、山東省検査検疫局が7月31日、フィリピン産の砂糖漬け乾燥バナナの中から1キロあたり1286ミリグラムの二酸化硫黄を検出した。これは、国家基準GB2760-1996(食品添加剤使用衛生基準)で規定されている限度含有量(1キロあたり50ミリグラム)の24.72倍の量にあたる。
同貨物は重量2トン、100箱、価格1万3159.75ドルで、青島秀愛食品有限公司が委託加工貿易の形を取り、フィリピンから空輸したもの。
「人民網日本語版」2007年8月2日