中国初の外食関連企業に対する業界規定文書「外食関連企業の経営規範」が、12月1日から国内で施行される。新規定の施行に伴い、外食産業に欠かせない「使い捨て割り箸」が徐々に姿を消すことが予想される。5日に行われた中国烹ジン協会(料理協会)で明らかにされたとして、「北京娯楽信報」が伝えた。
新規定には強制力はない。新規定の内容は外食関連企業の質的レベル、所在地、設備、衛生、後続処理などにわたり、対象は各種のレストラン、食堂、ファーストフード店、カフェ・茶館類、給食配送サービス企業など。同協会によると、現在中国の外食産業の特徴として、業界基準がないこと、企業管理が規範化されていないこと、食品の安全性に問題があることなどが挙げられる。このため新規定ではこうした問題の解決に重点がおかれている。
新規定は節約型社会建設のニーズに基づき、外食産業の省エネ関連規定も設けている。中でも、割り箸や紙コップといった使い捨て食器の使用削減の提唱などは、これまでの業界規範にはみられなかったものだ。
*ジン:偏は「食」、旁は「壬」
「人民網日本語版」2007年8月6日