税関総署は7日、2006年度の輸出入企業の「ホワイトリスト」と「ブラックリスト」を公表した。「ホワイトリスト」入りしたのは中国石油工程建設(集団)公司など195社で、誠実な経営姿勢や法律を守る姿勢が評価された。「ブラックリスト」入りしたのは天津市雲海国際貿易有限公司など54社で、密輸などの法律違反を犯したためリスト入りした。
税関総署は04年以来こうしたリストを公表しており、今回で4回目になる。最新のリストは税関のサイトで公表され、全データが税関の通関作業システムに組み込まれている。リスト入りした企業が全国どこの税関を通っても、システムが自動的に教えてくれる仕組みだ。これまでに「ホワイトリスト」入りした企業は542社、「ブラックリスト」入りした企業は240社に上る。
税関総署の責任者によると、「ホワイトリスト」は企業の誠意や遵法精神に対する税関の承認といえる。全国で実施されている通関簡略化措置に基づき、リスト入りした企業は通関スピードが速まり、通関コストが引き下げられる見込みだ。一方「ブラックリスト」入りした企業については、密輸などの違法行為を公表し、全国の税関で重点的な検査や監督管理を行う。
「人民網日本語版」2007年8月8日