中国商務部と税関総署の関係筋は9日、記者のインタビューに答え、「中国の加工貿易政策に対する調整は、企業の長期的発展と産業メカニズムの改善にとってプラスとなる」と述べた。
商務部と税関総署が合同で発表した最新の『加工貿易制限商品リスト』は8月から、正式に実施される。その内容は、プラスチックの原料と製品、紡織用の紡ぎ糸、布及び家具などの労働密集型産業に及んでいる。
商務部と税関総署の関係筋は、「このほど発表された制限商品リストは、主に技術的価値が低く、エネルギーと資源の消耗量が大きい商品を制限するものだ。これは、貿易摩擦の削減、貿易のアンバランス改善に有利となる。短期的に見れば、制限された商品を扱う加工貿易企業にとって、その経営コストが上がるものの、長期的に見れば、企業が製品の付加価値を高め、また自主開発の製品を打ち出すことができれば、より大きな利益を得ることになるだろう」と指摘している。
「中国国際放送局 日本語部」より2007年8月10日